経験・知恵

決断は「決」と「断」。断がとても難しい。

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Hiker on mountains panorama view

もう直ぐ11月ですね。北海道はすっかり寒くなり外出は上着を着ないといけない季節です。あと3週間もすれば室蘭にも初雪が降る季節になりました。

年をとるごとに決断に迫られることは多くなってきます。また、決断をしなければ大きなチャレンジをすることは難しくなってきます。タイトルにもあるように決断とは「決」と「断」つまり、何かを断ち切らなければなりません。「断」とはつまり、今いる居心地の良い世界から外の吹き荒ぶ寒い世界に出発することを意味します。

誰もが、やりたいことやなりたい自分があるものだと思います。しかし、この「断」が本当に難しい。昔、東京のビジネススクールで学んだときに同級生に日本人なら誰もが知るような大企業に勤める起業家志望の方が大勢いらっしゃいました。皆、一様に優秀で頭の回転が早く、良いビジネスアイデアをたくさん持っていました。そして、それを実現するためのスキルや経験を持っている方も多くいました。

しかし、私の知る限りそのほとんどの方が結局起業することなくその期間を終了しました。なぜでしょうか。彼らが探していたのは、絶対に成功するビジネスモデルです。人生をかけるビジネスモデルを見つけることができたら、会社を辞めて独立しよう。そんな考えを持って学んでいたように思います。

まず言えることは、絶対に成功するビジネスモデルなんてありません。たとえ良いビジネスモデルだったとしても、スタートして軌道に乗り始めた途端に模倣する会社は現れるでしょうし、ビジネスは実際にスタートして構築していく段階で様々な困難に出会います。絶対に成功するビジネスモデルを見つけたら会社をやめようと思っている時点で、もう起業家として失敗しているのです。

まず初めにやらなければならないのは「断」です。今いる居心地の良い環境から荷物をまとめて出発することです。外に一歩足を踏み出した途端に、外の寒さに震え上がります。不安と恐怖が重くのしかかります。でも、それでいいのです。命が危険にさらされるからこそ、その人の潜在的な能力が最大限引き出されます。チャンスを捉えるアンテナも敏感に働き始めます。身軽になったその身一つで目が覚めてから眠るまで、可能性を探して頭はフル回転です。夜寝てる間も夢の中でチャレンジしています。

そのくらいの環境に我が身を晒すような「断」ができる人が本当のチャレンジの道を進むことができるのだと思います。前述の彼らはなまじっか優良の大企業に勤めているばかりに、良い環境と金銭的なメリットを捨てるのが難しくなります。社会人起業家がまずチャレンジすべきは厳しい環境に自らを追いやる「断」を決行できるかどうかに第一歩がかかっていると言えます。

そして、重要なのは次に進む道を見つけたから、退路を断つのではないということです。逆です。「断」を決行して退路を断つから次の道が見えてくるのです。まずは、後戻りできないように自分の後ろの退路を断ちます。このチャレンジで成功するしかないというところまで自分を崖っぷちのエッジに立たせます。怖いですよ。ちょっと踏み外したらゲームオーバーです。全身の神経が研ぎ澄まされます。チャレンジを成功させるためだけに自分の全てが注がれていきます。

目の前にはまだ何の道も見えません。でも、退路を断つと、目の前に進む道が現れます。その道は「断」ができたからこそ見える道です。それが、私が歩く道です。今にも崩れそうな綱渡りのような道ですが、その道を慎重に歩き始めます。その道が新しいビジネスモデルへとつながっているのです。このエッジに立っているからこそ、自分のビジネスモデルを成功に導くことができるのだと思います。

完全な「断」を実行すると、目の前に道が現れる。これは、僕自身今経験している体験です。成功が約束されているわけではありません。というよりも、どう見ても不安な道です。でもだからこそ、自分の持つ全ての可能性を考えるようになりました。ブレることはもうできません。しっかりとこの道を少しづつ良い道にしていく事です。11月は私のこの道を確かな道にしていくための補強をする月と考えてがんばっていきます!

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