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ファブレス経営とスマイルカーブ理論が強いものづくりブランドを作る鍵になる。

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こんにちは!こうきマン社長です。今日はメーカーについての考え方について、現代の消費者に合ったやり方をファブレスとスマイルカーブという二つの考え方を元に書いていきたいと思います。

まず、メーカーといえば、製品を作っている会社というのはすぐにイメージがつくと思います。日本を代表するメーカーはトヨタ自動車ですよね。また、電機メーカーではパナソニックやソニーといった企業があります。これらは自動車や電気製品を自社で製造し、世界市場で全ての人に提供する企業です。

自社で建設運営している工場をメインにして、製品を製造します。これに対してファブレス経営をしているメーカーは、製品は自社ブランドで販売しますが、工場を持ちません。製造は他社に外注して製造してもらいます。実は、このモデルのメーカーが今非常に消費者のニーズにあう製品展開をして熱狂的なファンを作り出しています。

なぜ、ファブレスメーカーの方が消費者の圧倒的なニーズをつかむことができるかというと、特定の趣味嗜好を持った消費者に商品群を提供できるからです。特定の消費者層に圧倒的に支持されるブランドを作るためには、その消費者の生活シーンに総合的に商品提供をすることが大切です。例えば、アウトドアメーカーで熱狂的なファンを産み、目覚しく成長しているSnowPeakというメーカーがあります。このメーカーはテントやタープと行った基本的なキャンプ用品から、アウトドアクッキング用の調理器具やイス、テーブル、ライトに到るまで様々な商品群を提供しています。さらに近年ではアウトドアアパレルにも非常に多くの製品を発表して、総合的なアウトドアメーカーに成長をしています。

スノーピークの価値観や製品開発に惚れた消費者がスノーピークを愛してもらうために、その消費者のアウトドアという局面に必要になるものすべてに商品群を提供しているのです。それによって、消費者は、使うものから着るものまで全てをスノーピークで揃えることができます。それは、消費者のアイデンティティの発信にもなりますし、熱狂的なスノーピークファンの満足につながります。

釣具のDAIWAというメーカーも同じです。釣りという消費者のライフスタイル局面に必要になる物のすべてに商品群を提供しています。例えば、釣竿、リール、糸、仕掛け、餌、フィッシングアパレル、サングラス、クーラボックスに到るまでDAIWAブランドの製品が発売されています。

ちょっと考えてみてください。これすべて自社工場で製造できるでしょうか。釣竿もリールも糸も仕掛けもアパレルも全く違う性質の製品です。それぞれ、必要な製造のノウハウも違います。自社ですべて工場を持つとなると非常にたくさんの工場を管理しなければなりません。しかも工場は稼働してこそ維持できます。たとえば、DAIWAのサングラスだけでコストを抑えた工場を作ることなんて非常に困難です。

上策は、サングラスの製造を専門にしている工場に製造してもらうことですよね。専門的な技術とノウハウをもったパートナー工場を持つ方が絶対に良いものができるのです。現代で熱狂的な支持を集めるメーカーは消費者の趣味嗜好の局面に商品群を提供する必要があります。あなたの趣味の分野で圧倒的な支持を集めるブランドはどこですか?そのメーカーは基本的な商品から周辺商品まで全てを網羅していませんか?だからこそ、消費者はそのブランドを圧倒的に愛せるわけです。

そして、このタイプのメーカーを作るためには自社工場だけでは実現できません。いろいろな種類の工場に製造を依頼する必要があります。ファブレスとは、「工場を持たない」という意味です。工場を持たないメーカーこそが、現代社会で消費者のニーズに商品群を提供できるのです。

では、もう一つのスマイルカーブ理論についてです。スマイルカーブとは、企業の製品開発から、製造、販売、アフターに到る業務フローの中で、真ん中に位置する業務ほど、利益が出にくいという理論です。

ブランディングや企画、販売や、アフターフォローは高収益を生み出します。そして、真ん中の調達や、製造、倉庫などは利益の出にくい業務です。ファブレスメーカーはこの収益の出にくい真ん中の部分を専門の会社に外注しているのです。

しかし、真ん中の調達や製造、倉庫といった業務はどの会社でも利益が出にくいわけではありません。この分野で利益を出せる会社は大資本を持っている会社です。つまり、規模が物を言う世界です。製造で言えば大量に製造することによって利益が出てきます。ですので、ここは大手の戦場なのです。したがって、ファブレスメーカーは業務を外注する際には、業界の大手に外注を出すのが上策となります。

逆に、ブランディングや企画、販売やアフターフォローというのは大手だから強いわけではありません。アイデアや考え方、取り組み内容によって大手と戦える分野です。しかも、ブランディングやデザインなどは大手は逆にフリーランスに外注することもある分野です。ここは、優秀な一人のクリエイターが成果をあげる世界なのです。

これからの時代に消費者に支持されるメーカーを作るためには、スマイルカーブの左右にある大手とも戦える分野は自社でまかない、製造など真ん中に位置する業務に関しては業界の大手に外注する。これが、消費者に合った製品群を提供しスピーディーにブランドを立ち上げる一つの方法なのかもしれません。

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